超貴重! 原作イラストと融合したオルタナティブポスターが初公開!
原作:リチャード・マグワイア、 グラフィックデザイナー:大島依提亜のコメントも到着


『HERE 時を越えて』のオルタナティブポスター2点が到着!
オルタナティブポスターを手掛けたのは、『万引き家族』や『ミッドサマー』などの日本版デザインワークを手掛けてきた大島依提亜。ビジュアルに使用されているのは、原作「HERE
ヒア」から引用された超貴重なイラストの数々だ。原作はグラフィックデザイナーのリチャード・マグワイアが2014年に手掛けたもので、世界20か国以上で翻訳された300ページにもおよぶグラフィックノベル。2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞を受賞し、日本でも国書刊行会から出版され、作家の円城塔や経済学者の成田悠輔らが書評で取り上げるなど、高い評価を受けている。
映画にも踏襲された“地球の黎明期から遥かな未来までの時間の流れを、小さな部屋の一角から垣間見る”というとてつもなく壮大な原作のテーマが、大島依提亜の手によって2枚のビジュアルに表現された。悠久の時の中から切り取られた、さまざまな家族のかけがえのない瞬間が刻まれた印象的なアザービジュアルとなっている。
日本とアメリカ、ふたりのグラフィックデザイナーの海を越えた合作ともいえる今回のオルタナティブポスター。その完成に際して、リチャード・マグワイアと大島依提亜の両名からコメントも到着した。大島は「新作となれば即劇場へ、そのフィルモグラフィを自分の人生と共に追い続けてきた監督であるロバート・ゼメキス。その新作に携われる(日本版のデザインという末席ではあるものの)日が来ようとは思ってもみなかったので夢のようです」とゼメキス監督の大ファンであることを明かしつつ、今回のコラボレーションについては「原作であるリチャード・マグワイアの傑作グラフィックノベル「HERE
ヒア」の美しい絵を使わせて頂き、さらに光栄でした」とコメントを寄せている。
一方、マグワイアは「ゼメキス監督が僕に会いたがっていると連絡が来た時は信じられませんでした。彼はやる気まんまんで僕の本とまったく同じ映画を作りたいと言いましたが、僕には不可能に思えました。資金を調達しなければならないと言っていたので、こんな実験的な本のハリウッド映画化に関心を寄せる人なんて誰もいないだろうと思ったんです。でも、奇跡的にそれが起こったんです!」と映画化の経緯を振り返りながら、「いろいろなデザインを受け取りましたが、どれも気に入っています。敬意をもって再構築されたデザインを見て、とてもエキサイティングでした!」と大島による日本オリジナルのオルタナティブポスターにも絶賛の声を贈っている。
リチャード・マグワイア、 大島依提亜コメント全文
ロバート・ゼメキス監督が僕に会いたがっていると連絡が来た時は信じられませんでした。彼はやる気まんまんで僕の本とまったく同じ映画を作りたいと言いましたが、僕には不可能に思えました。資金を調達しなければならないと言っていたので、こんな実験的な本のハリウッド映画化に関心を寄せる人なんて誰もいないだろうと思ったんです。でも、奇跡的にそれが起こったんです!
今回は、日本の配給会社から、私の本の画像をオルタナティブポスターデザインとして使用すると連絡があり、とても嬉しく思いました。映画化の原作が認められたのは嬉しく、感謝しています。いろいろなデザインを受け取りましたが、どれも気に入っています。敬意をもって再構築されたデザインを見て、とてもエキサイティングでした!
リチャード・マグワイア(『HERE 時を越えて』原作者)
新作となれば即劇場へ、そのフィルモグラフィを自分の人生と共に追い続けてきた監督であるロバート・ゼメキス。その新作に携われる(日本版のデザインという末席ではあるものの)日が来ようとは思ってもみなかったので夢のようです。
今回制作したオルタナティブポスターでは、原作であるリチャード・マグワイアの傑作グラフィックノベル「HERE
ヒア」の美しい絵を使わせて頂き、さらに光栄でした。
この思いもよらぬ着想に満ちた原作を見事に再創造した本作、普段映画を観ている中で意識されることのないカメラの揺るぎない存在と意味にうるうるしっぱなし。そう、この映画、カメラとそのまなざしに泣かされます。
大島依提亜(グラフィックデザイナー)